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ラマダン中のテラウィ:マレーシアの夜の礼拝について駐在員が知っておきたいこと 🕌

  • 執筆者の写真: Ezlyna
    Ezlyna
  • 3月24日
  • 読了時間: 4分

ラマダンの時期にマレーシアで暮らしていると、日没後に通りが一気に活気づく様子に気づくかもしれません。人々がラマダン・バザールに立ち寄り、家族や友人とともに断食を終えた後、テラウィと呼ばれる特別な夜の礼拝のためにモスクへ向かいます。この空気感には独特のにぎわいがあります。多くのマレーシア人にとって、テラウィはラマダンの中でも特に大切なひとときです。


では、テラウィとはどのような礼拝なのでしょうか。駐在員にとってどんな意味を持つのでしょうか。


テラウィとは

テラウィは、ラマダンの期間中だけ行われる任意の礼拝です。通常のイシャ(夜の礼拝)の後に行われ、モスクで実施されることが多いですが、自宅で行う方もいます。モスクや地域によっては、8ラカア(礼拝の単位)で終了する場合もあれば、20ラカア行うこともあります。中には、30日間のラマダンの夜を通して毎晩クルアーンの一部を朗読し、月末までに全巻を読了することを目指すモスクもあります。


モスクの雰囲気はとても温かく、穏やかです。建物は美しく照らされ、礼拝前後には人々が挨拶を交わし、一体感が感じられます。イスラム教徒にとっては内省と精神的な成長の時間です。マレーシアに暮らす駐在員にとっても、静かに見学したり、希望があれば参加したりと、現地文化を深く理解する良い機会になります。


ラマダン最後の10夜

ラマダンの最後の10夜は、特に重要な意味を持っています。イスラム教徒は「運命の夜(レイラトゥル・カドル)」がこの期間に訪れると信じています。この夜はクルアーンにおいて「千の月よりもすぐれている」とされており、1年の中でも最も神聖な夜です。


そのため、多くの人がこの期間、より熱心に礼拝に取り組みます。夜通しモスクで過ごしたり、「イティカーフ」と呼ばれる内省と祈りのための静かな滞在を行ったりする方もいます。


この時期は特にモスクが混雑します。礼拝マット、水筒、小さな枕などを持参し、長時間快適に過ごせるよう準備する人も多く見られます。クアラルンプールやペナンのような都市部では、夜遅くまで礼拝に訪れる人々で駐車場が満車になることもあります。


イスラム教徒でなくても、こうした献身的な姿に触れることは心に残る体験になるかもしれません。そこには、深い静けさと温かなつながりが感じられます。


駐在員の方へのヒント

交通について

モスクの近くに滞在している場合、特にラマダンの最後の10日間は、夜8時頃から深夜にかけて交通量が増えることがあります。外出や帰宅の際には、少し余裕を持った行動をおすすめします。


オープンモスクのプログラム

マレーシアの一部のモスクでは、非イスラム教徒向けにモスクを開放し、ラマダンについて知ることができるイベントを開催しています。関心がある場合は、マレーシアンリンクが見学先をご案内できます。


服装について

モスクを訪れる際は、見学だけであっても控えめな服装が望まれます。肩と膝が隠れる服を着用し、女性の場合はスカーフで髪を覆うとより丁寧です。


敬意と好奇心を持って

アラビア語の朗読が理解できなくても、祈りのリズムや静かな集中、そして包み込むような雰囲気を感じることができます。静かに見守る姿勢があれば、温かく迎えられるでしょう。


写真撮影について

写真や動画を撮る前には、必ず許可を取ることが大切です。多くのモスクでは礼拝中の撮影は控えるよう案内されています。


マレーシアンリンクでは、現地の方々とラマダンの文化を分かち合える機会づくりをお手伝いしています。モスクでのテラウィ体験に興味がある方、地元の家庭でのイフタール(断食明けの食事)を体験してみたい方、近所で何が起こっているのかもっと知りたい方など、さまざまなご要望に対応可能です。


マレーシアのラマダンは、単なる断食期間ではありません。思いやり、つながり、そしてコミュニティを大切にする心が息づいています。毎晩のテラウィの礼拝は、その精神が最も美しく表れる時間のひとつです。

📷: ハピズ ロスリ



 
 
 

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