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マレーシアの生活ペースに合わせる:期待と現実

  • 執筆者の写真: Ezlyna
    Ezlyna
  • 2024年9月19日
  • 読了時間: 4分

最近マレーシアに引っ越してきた方が最初に気づくことのひとつは、今まで慣れていた生活ペースに比べて少しゆっくりしていることかもしれません。職場でも、社交の場でも、日常の生活でも、マレーシアでは物事が少しリラックスした感じで進むことがあります。マレーシアでの生活には独特のリズムがあり、慣れるまでには少し時間がかかるかもしれません。ここでは、期待と現実について少しご紹介します。


ワークライフバランス:急がず、バランスよく

多くの駐在員は、生産性や効率が最優先されるペースの速い環境から来ています。マレーシアでも人々はよく働きますが、休憩を取ったり、家族や友人と過ごすことにも大切な時間を割くことが強調されています。常に忙しくしていなければならないというプレッシャーは、ここではそれほど感じません。


例えば、金曜日は金曜礼拝があるため、昼休みが少し長くなる会社もあります。また、会議が時間通りに始まらなかったり、予定より少し長引いたりすることも珍しくありません。時間厳守の文化に慣れている方には、少し驚くかもしれませんが、これもマレーシアの流れの一部です。とはいえ、プロフェッショナリズムは大切にされていますので、リラックスしながらもきちんと仕事を進めるバランスが取れています。


社会生活:時間をかけて楽しむ

マレーシア人は一緒に過ごす時間を大切にしており、社交の場ではゆっくりとした雰囲気が主流です。誰かの家に招かれたり、夕食に呼ばれたりした時、正確な時間に始まらなくても驚かないでください。イベントはゆっくり進行し、夜遅くまで続くことがよくあります。ここでは、時間通りに進むことよりも、食事と会話を楽しむことが大切なのです。


社交的な期待も、他の文化に比べるとカジュアルです。友人や同僚と近況報告をするときは、食事をしながらが定番です。マレーシアでは食事を通じて人とつながることが多く、ナシレマやテ・タリックを囲んでのんびりおしゃべりすることが、社会的な絆を深める大きな手段となっています。


忍耐が鍵

多くの駐在員が最初に直面する課題のひとつは、サービスの進み具合です。書類の手続き、レストランでの食事、家の修理など、物事が思ったよりゆっくり進むことがあります。マレーシアでは、すべてに緊急性があるわけではなく、時間をかけて物事を進めることが一般的です。最初は少しイライラするかもしれませんが、時間が経てばこのゆったりとしたアプローチに慣れるでしょう。


効率やスピードが重要視される文化から来た方にとっては、少し忍耐が必要かもしれません。計画を立て、時間に余裕を持ち、流れに身を任せることがマレーシアでの生活をスムーズにするコツです。


よりリラックスしたライフスタイルを楽しむ

マレーシアの生活に慣れる過程で、ゆっくりとしたペースに順応し、小さな喜びを楽しむことが大切です。ここでは、次々と急ぐ生活ではなく、一息ついたり、食事を楽しんだり、家族と時間を過ごすことに価値が置かれています。最初は慣れないかもしれませんが、一度このペースに馴染むと、心地よく感じるはずです。


また、マレーシアの温暖な気候と南国の環境は、自然とリラックスしたライフスタイルを促してくれます。公園を散歩したり、カフェでのんびり過ごしたりすることが、ここでの生活の一部になります。


期待の調整

ガイドブックやインターネットで調べて、マレーシアに一定の期待を抱いて来ることがあるかもしれません。しかし、実際にはマレーシアの生活ペースは独自のもので、それに慣れることも一つの体験です。物事が期待どおりにスムーズに進まないこともありますが、そのゆったりとしたライフスタイルに慣れると、その魅力に気づくでしょう。


マレーシアでは急ぐ必要はありません。物事はその時その時に起こります。それがここでのスタイルです。ようこそ、マレーシアのリズムへ!


📷: ダヴィナ

 
 
 

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